２００９年大晦日のNHK紅白歌合戦の企画コーナー「子供紅白歌合戦」にて、歌手・大橋のぞみちゃんの「崖の上のポニョ」を大幅にカット改変して放送、唄のもつ著作物性を損なう放送には、作詞家、作曲家、歌っている本人（子供だからクレームも言えず）の意思を蔑ろにし、楽しみにしていた多くの子供たちの期待も裏切る内容に、唖然とさせられました。
　２００７年大晦日の紅白歌合戦の際、歌手・森進一さんの「おふくろさん」の唄に、歌詞を付け足して改変し、作詞家「川内 康範（かわうち こうはん）」さんの怒りを買って、存命中、歌唱を認めないとマスコミを賑わしたことすら、もう忘れたのでしょうか？
　NHKは、「著作権法で許された範囲内で複製する場合でも、改変するなど手を加えてはいけません。」と、自らの著作財産権や、同一性保持権などの著作物創作者固有の著作者人格権を主張していますが、他人の著作物にはおかまいなしで違法行為を続けているようです。
　割高な放送受信料の強制徴収や、毎年３３億円相当の我々国民の税金が投入されて、歌合戦でなく、映像合戦の様相を呈している番組には、皆さん、国民の声を上げるべきでしょう！